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活動報告

HICEスタッフによるイベントレポートなどの活動報告をお届けします。
…公益財団法人 浜松国際交流協会  …浜松市多文化共生センター
…浜松市外国人学習支援センター

第7回ポルトガル語スピーチコンテスト (2017/10/31)

ポルトガル語通訳者研修と雑誌編集長から学ぶポルトガル語のワークショップを行いました。 (2017/09/25)

「外国にルーツを持つ就学前の子どもと保護者の子育て支援」事業調査をはじめました (2017/09/01)

ブラジル人の多い浜松市では、ブラジル人が経営する託児所があり、保護者の勤務時間に合わせた送迎などもあるため、多くの外国人などが利用しています。 しかし、こうした託児所での保育の状況など実態はよく分かっていません。 また、就学前の外国人の子どもたちの現状や課題についてもこれまできちんと調べられたことはありませんでした。
 そこで、HICEは今年度、浜松市から委託を受け、「外国にルーツを持つ就学前の子どもと保護者の子育て支援」事業を行うこととなりました。 この事業では、就学前の子どもの現状や課題を把握したり、親の教育に対する考えを知ったりすることで、外国人の子どもがスムーズに小学校生活に適応できるよう、今後必要な支援策を考える予定です。

実施内容と実施時期

❶外国人託児所の実態調査(聞き取り)5月~7月
❷小学校や学習支援教室など小学校1年生の状況調査(聞き取り)7月~8月
❸外国人の親に対する意識調査(アンケート)8月~9月
❹外国人の子どもに対する語彙調査(面接)8月~10月
❺日本の保育園・幼稚園での外国人園児の状況調査(聞き取り)9月~10月
❻他地域の事例調査(聞き取り)9月~10月

ピメンティーナ(託児所)
ピメンティーナ(託児所)
レイノダアレグリア(託児所)
レイノダアレグリア(託児所)

社会参画を目指した日本語教育プログラムに取り組む「U-ToC日本語教室」 (2017/09/01)

U-ToC日本語モデル

 U-ToCの日本語教室では、入門、初級①、初級②、実践、読み書きクラスに別れて日本語初期指導を行っています。 日本での生活のスタート地点としてU-ToCで日本語を学び、修了後には社会参画できることを目標にしています。 「日本人と交流したい!」「子育てに関する情報が欲しい!
」「仕事を見つけたい!」など、様々な思いをもって日本語を学ぶ学習者が、多様な人材として地域で共に活躍するために、ロールモデルの育成にも力を入れています。
 U-ToC日本語教室で一番上のレベルとなる実践クラスでは、初級で勉強したことが使えるようプロジェクトワークに取り組んでいます。 このクラスでは、学習者が日本の生活で気になるテーマに対し、アンケートやインタビューをして調べ、発表をしています。 話すことと書くことを中心に、より実践的な日本語の学習をしています。 学習者からは、「以前よりも話すことに対して抵抗が少なくなった」「新しい言葉を覚えられた」との声が寄せられ、修了後は、日本語教室で後輩学習者への日本語支援や外国人市民共生審議会の委員として活躍する人もいます。

読み書きクラス

 読み書きクラスは、名前の通り読みと書きに特化したクラスです。 いつでも誰でも学べるように、通年開講を特徴にしていますが、クラス内に7つのグループがあるのも特徴の1つです。 学習者は、ひらがな・カタカナ、漢字、多読など、自分のレベルや目的にあったグループで、学習を進めていくことができます。 同じ空間に、目標となる学習者がいることは、モチベーションの維持になっています。 また、寄り添い支えてくれる教師やボランティアの存在が、安心して学習ができる環境をつくり、毎回30名程の出席者数へと繋がっています。 文字学習は苦手という方が多いですが、「カタカナで名前が書けた!」という嬉しい声を励みに、今後も読み書きの大切さ、文字を学ぶ楽しさを伝える場作りをしていきたいと思います。

外国にルーツを持つ若者のためのキャリア支援事業 (2017/09/01)

高校生のための就職応援セミナー

HICEでは、昨年度に引き続き「外国にルーツを持つ若者のキャリア支援事業」を行っています。
その一環として、今年度も6月16日(金)に静岡県立浜松大平台高校の協力のもと「高校生のための就職応援セミナー」を開催、同時にキャリア支援に関わる関係者のネットワーク会議も開催しましし。 また、外国にルーツを持つ若者グループCOLORSによる定時制高校への出張授業は、今年度は3校に増え、日本人の高校生も対象に含めて行っています。

 「自分が正社員として働いていなかったことで損をしていることに気づき、今度こそは正社員、と思って決めたのが今の仕事です」と話してくれたのは、しんえい保育園で子育て支援員兼ポルトガル語通訳として働く高橋アドリアーナさん。 外国にルーツを持つ先輩としての体験談を素直に語ってくれました。 アドリアーナさんは、就職についてあまり考えずに高校を卒業してしまったので、とりあえずアルバイトで仕事をつないでいたそうです。 その後、事務職にステップアップするためにハローワークの研修をお金を払って受講したら、周りは正社員として働いていたので雇用保険を使って研修を受けている人がほとんどだということを知り、正社員の意味が初めてよく分かったと言います。
 「おしゃべり好きの自分の特性を活かしたらという先生の勧めで、最初の希望とは全く違う世界に飛び込んだら、とても自分に合っていて、営業成績No.1にも選ばれました」と話したのは携帯電話ショップで正社員として働くシャバニ・ダニエルさん。
イラン出身の父とブラジル出身の母のもとに茨城県で生まれ、3歳で袋井市に引越して来て森町の遠江総合高等学校を卒業しました。
 高校では機械系の学科でしたが、おしゃべり好きの彼に先生が勧めてくれたのが今の仕事。 シャバニというめずらしい姓もお客様との話題づくりになり、とにかくお客様と話をするのが楽しい、と明るく語ってくれた日本出身の子も含めて参加した18人の高校生にとって、自分もがんばろうと思うきっかけになったようでした。
 今年は外国人雇用に理解のある企業6社が参加。 職種も運送、建設業、サービス業、介護職などの福祉系とバラエティ豊かでした。
この企業の話が聞きたい、と参加した生徒もおり、充実した企業紹介と個別相談になりました

ネットワーク会議

ネットワーク会議には、定時制を持つ浜松市内の高校や外国人学校、若者支援を行うNPO、ハローワークなどが参加しました。 各高校で就職支援は行われているものの、定時制に対する求人が少ない、外国人の家庭は親も含めて正社員としての就職という発想に乏しかったり、職種のイメージも狭かったり親の支援が得にくいという課題があることが確認されました。 そのような中、今後は就職支援を行う様々な機関が連携して取り組む必要性も指摘されました。

出張COLORS

今年度のCOLORSの中心メンバーは、ブラジル、フィリピン出身の
大学生です。 今年度は、浜松大平台高校で初めて就職応援セミナーの動機づけも兼ねて出張COLORSを1回行いました。 その他、
浜名高校、磐田南高校、新居高校のそれぞれの定時制で年に3回か
ら4回行います。 今年度からは対象を外国人の高校生に絞らず、日本人の高校生も含めて行っています。
 浜松大平台高校では、例えば「日本では父母の稼ぎはまず一つの家計に入れてそこから家族のために支出するというやり方が多いが、ブラジルでは父母の稼ぎはそれぞれ自分のものという考え方が中心」というような、日本とブラジルの家計に関する考え方が違うということが生徒の間で印象に残り、翌日の授業で将来の家計を考える話題に発展したと先生に高く評価していただきました。 年齢の近い大学生とのトークは印象が強いのか、真剣に自分の将来について考える一つのきっかけとなったようでした。

外国にルーツを持ちながら日本で生まれ、浜松を故郷として社会へ飛び立つ若者はこれからも増えていくでしょう。 彼らが自分の能力を十分に活かして社会で活躍できるようになることは社会のためにも重要なことです。 そのためのポイントは大きく分けて3つあります。 1つめは日本語力や学力をつけること、2つめは若者自身の進学や就職への動機づけ、3つめは保護者が彼らを支えることができるようにすることです。 こうしたことを意識して、様々な関係者が各々のできることをやりながら、今後も協力しあっていくことが求められています。

ダビッドさんと英語であそぼう!! (2017/08/04)

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