浜松日本語ボランティアセミナー
新たな視点から日本語教育を考える

共生社会のための日本語教育支援について、参加者同士の語り合いの中で考える浜松日本語ボランティアセミナーが、12月12日(土)、13日(日)の2日間にわたりアクトシティ浜松コングレスセンターで開催されました
今回で7回目を迎えるセミナーでは、今までとは趣を変えてラウンドテーブルという手法を取り入れました。各テーブルでテーマを設け、ファシリテーターがリードしながら、参加者同士がそれぞれの取り組みと抱えている問題や不安について語り合い、解決策や支援の方向性などを見出しました。尾崎明人名古屋外国語大学教授の全体進行のもと、どのテーブルも参加者同士の活発な意見交換が行われ、会場には熱気が漂いました。
ラウンドテーブル1 関口明子氏(社団法人国際日本語普及協会理事)をお迎えし、大人と違う子どもへの学習支援について、教材の提示が行われるなど、活発な議論となりました。
ラウンドテーブル2 松本一子氏(愛知淑徳大学講師)より、子ども支援に関する具体的な支援の在り方を様々提示していただきながら議論を深めました。
ラウンドテーブル3 神吉宇一氏(財団法人海外技術者研修協会)
就労前と後の支援についてだけでなく、企業との関わりについても話し合いました。
ラウンドテーブル4 米勢治子氏(浜松学院大学教授)
日本語支援グループのネットワークづくりだけでなく、外国人学校に通う生徒の進路についての話し合いにも広がって意見交換がされました。
ラウンドテーブル5 石井恵理子氏(東京女子大学教授)
コミュニケーションの在り方を軸に、教室の中と外でのコミュニケーションギャップや、教室の雰囲気作りの必要性など具体的な事例が話し合われました。
ラウンドテーブル6 伊東祐郎氏(東京外国語大学教授)
日本語の評価方法について、実際に伊東氏が携わったテキストに触れながら、評価の着地点が必要なのは、指導者側ではないかという結論に達しました。
ラウンドテーブル後には、ブラジル式サプライズで決まった参加者によるグループ発表が行われました。このように参加者が主体的に議論し、しかも様々な立場の人の意見を率直に聞けるということもあり、参加者の満足度は非常に高いものとなりました。参加者の皆様の熱意がこれまでの外国人支援を大きく支えていたと改めて実感しました。そのほか、就労支援の状況発表や文化庁の事業説明があるなど、充実した2日間となりました。