外国にルーツを持つ青少年のための仕事発見セミナー

 7月17日(水)、外国にルーツを持つ青少年のための仕事発見セミナーを行いました。 浜松市の公立中学校に通う外国ルーツの生徒の高校進学率は80%を超えていますが、このうち約30%が定時制高校に進学しています。 これまでHICEでは、定時制高校における日本語教育の協力をしてきましたが、ここ数年、進路指導(とりわけ就職支援)についての相談が寄せられるようになりました。 元々勤労者の学び直しの意味合いが強い定時制高校では、卒業時の就職支援のニーズがなかったのが、外国籍生徒の入学率が高まり、その必要性が認識されるようになったそうです。
 外国籍生徒が、自身の将来に関するイメージを描きにくいと言われる理由の一つとして、保護者や親戚、友人の保護者など、周囲の大人から見聞きする仕事の職種や雇用形態が片寄っていることであったり、様々な職業に就いているロールモデルとの出会いが少なかったりするからと言われています。
そのような課題を受け、定時制高校の生徒に、まずは世の中にはいろいろな仕事があることを知ってもらうことを目的としたセミナーを行いました。 セミナーは、①キャリアコンサルタントからキャリアプランに関する講話を聞くことと、②浜松いわた信用金庫が実施するビジ
ネスマッチングフェアの見学ツアーに行くことの二本立てで行われました。
 昨年から2回目となる本セミナーは、浜松北高校定時制が学校行事として初参加し、他の学校の生徒らと合わせて99人が参加しました。 生徒の感想には、「様々な仕事があることを知った」「将来のことを考えてみようと思った」などのほか、教員の方々からも「日本語の必
要性を感じた」「来年も実施してほしい」などの声が寄せられました。
 目標を達成するためには個人の努力が必要なのはもちろんですが、子供や若者が安心して夢を描ける環境も必要です。 HICEは外国ルーツの若者支援施策の重要な柱においています。 今後も若者のキャリア支援事業を継続して取り組んでまいります。

(2019/08/28)

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