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活動報告

HICEスタッフによるイベントレポートなどの活動報告をお届けします。
…公益財団法人 浜松国際交流協会  …浜松市多文化共生センター
…浜松市外国人学習支援センター

 

U-ToC多文化体験講座 「校外学習 おしゃべりタイムと浜松まち歩き」 (2019/05/29)

5月29日(水)、浜松市外国人学習支援センター(U-ToC)でおしゃべりタイムを主催するボランティアの方々が先導し、日本語を学ぶ学習者など総勢31人がおしゃべりしながら浜松の街中の散策を楽しみました。
まず初めにThe GATEに立ち寄り浜松の新旧情報を学びました。 その後、乾物屋の松作商店で鰹節削り体験を楽しみ、五社神社へ。 参拝後は図書館へ行き、外国語図書を発見。 それから、皆で最終目的地の浜松城へ行きました。
学習者らにとっては初めて訪れた場所が多かったようで、浜松市の魅力を発見した一日になりました。

 

ゆれるアイデンティティ アートで多文化社会を考える~移民社会オーストラリアからゲストを迎えて~ (2019/04/20)

 4月20・21日に浜松市鴨江アートセンターで、「ゆれるアイデンティティ アートで多文化社会を考える
~移民社会オーストラリアからゲストを迎えて~」を開催しました。
 1日目は、オーストラリアのメルボルンからイミグレーションミュージアムのプログラム・コーディネーターのジャン・モロイさん、作家・弁護士のアリス・プンさん、モナシュ大学教授の岩渕さんをお迎えし、浜松からは美術家の乾久子さん、写真家のジェシー・ロビンスさん、ミュミュ・ワークショップ主宰のロビンスさよりさんご夫妻をお迎えし、トークやワークショップを開催。
 2日目は、植野聡子さんファシリテートによるまちづくりワークショップを開催、浜松ロータリークラブのご協力でコンテストと表彰式を行いました。
 初日は、定員を超える来場者があり、終了後も若者たちが会場に残っておしゃべりに夢中になっている姿が見られるなど、初の鴨江アートセンターとのコラボイベントは大成功に終わりました。

外国ルーツの若者が企画したあつまりでは、遅くまでおしゃべりが盛り上がりました
外国ルーツの若者が企画したあつまりでは、遅くまでおしゃべりが盛り上がりました
くじ引きドローイング
くじ引きドローイング
ロビンスさんワークショップ「つくろう!新しいカードゲーム」
ロビンスさんワークショップ「つくろう!新しいカードゲーム」
 

日本での老後生活に備えるためのセミナー Preparando-se para a Terceira Idade no Japão (2019/04/14)

4月14日(日)に「日本での老後生活に備えるためのセミナー」を多文化共生センターで行いました。
静岡県内外から60名以上の参加者が集まり、日本とブラジルの社会保障や日本の年金制度、デイ・サービスや介護施設と老後と家族との関係などについて学びました。 参加者からも多くの質疑が交わされ、とても有意義な機会となりました。

Em parceria com o Fuxico Brasil realizamos, no dia 14 de abril, o seminário “Como Preparar-se para
a Terceira Idade no Japão”, com a presença de mais de 60 pessoas no Centro Intercultural de
Hamamatsu!!

 

浜松市における多文化共生の現状と課題 ~2018年度意識実態調査の結果から就学・子育て支援を考える (2019/03/31)

3月15日に、外国人学習支援センターで行われたシンポジウムには、市内外から77名の方々にご参加いただきました。
参加者を交えたディスカッションでは、調査内容や取組について質問や意見が多く寄せられ、活発な意見交換となりました。
最後に、首都大学東京の丹野教授より、「外国人支援は国からのトップダウンではなく、受け入れる地域の実践から拡大できる」と力強いメッセージをいただき、支援者らから勇気づけられたという声があがりました。

 

【補助金事業レポート】継承語としてのポルトガル語を教える人材を養成プロジェクト・セメンチーニャ(種) PROJETO SEMENTINHA (2019/02/26)

HICEでは、毎年、非営利の市民活動に対して補助金を出しています。 平成30年度は35件の活動に補助を行っています。
その中の一つで、近年注目されている継承語に焦点を当てた取り組み「プロジェクト・セメンチーニャ」を紹介します。

 「セメンチーニャ」は「小さな種」という意味で、子どもたちのことを指しています。
この事業の趣旨は、ブラジルルーツの子どもたちに継承語としてのポルトガル語を伝えることのできる指導者を養成することです。
 まず、10月に5回かけて指導者になるブラジル人6人が集まり、コーディネーターとともに、継承語の重要性について学んだ後、子どもへの教え方を学び、さらに教材を手作りしました。 子どもたちに馴染みのあるお話をポルトガル語で聞くことで拒否感を持たずに楽しく学べるように、
また、エプロンシアターやパネルシアターの手法を活用して子どもたちの関心を引き付ける工夫をしながら、五感を働かせて学ぶ授業を考案します。 そして、11月から3月にかけて土曜日の午前中に10回、実際に4歳から6歳までの小学校に上がる前までの子どもたち6人に声をかけ、ポル
トガル語の教室を実践しています。
 教室を訪問した1月26日は、「大きなかぶ」のお話を、まずはパネルシアター形式で行い、その後、お話を聞くだけではなく五感を使った活動を取り入れるために、かぶをひっぱるおじいさんやおばあさん、猫などの動物たちの塗り絵をしておめんとして切り抜き、役になりきって劇を行いました。
 「言葉は表面的なものではなく、見たり聞いたり触ったりする五感や考え方や感情なども合わさって豊かな言葉になるので、子どもたちには様々な体験を通じて楽しくポルトガル語を身につけてほしい。」というのがメンバーの思いです。 また、子どもたちだけではなく、親や支援ボランティアの日本人の方たちも含め、いろいろな人に関わってもらうことが大切だということで、親子で活動したり、ポルトガル語を学んでいる日本人ボランティアの方に協力してもらったりしているそうです。
 継承語としてのポルトガル語はなぜ大切なのでしょうか。 まず第一に、親子のコミュニケーションのためです。 支援員の皆さんは、自分の子どもとのコミュニケーションに悩んだ経験や学校で生徒と親のコミュニケーションがうまくいかず、心がすれ違ってしまったときに通訳に入った経験などがあり、今回のプロジェクトの原動力となっているようでした。 また、継承語の能力を伸ばすことは、現地語である日本語の力を伸ばすことにもつながります。
 子どもを参加させている親の一人は、「自分は6歳で来日して日本の小中学校で学んだこともあり、日本語の方が得意でポルトガル語は苦手だったので、日本語が苦手な親とコミュニケーションが取れなくなって悩んだこともある。 ポルトガル語は大人になってから取り戻した。 同じように、今、自分の子どもは保育園ではすべて日本語なので、ポルトガル語を忘れてしまいそう。 でも、子どもの父親はポルトガル語の方が得意で家の中はポルトガル語を使っている。 せっかく両方の言葉を学べる環境にあるのだから、日本語もポルトガル語も自信をもって使えるようになってほしい」とこの活動に参加した理由を語ってくれました。
 プロジェクトのメンバーたちは、今後、この事業のことをより広く発信して継承語を教えることができる人を増やすとともに、多くの子どもたちに参加してほしいという展望を持ち、取り組んでいます。
 1990年に日系ブラジル人が多く来日するようになってから30年が経ちます。 日本で生まれ育った世代が親になり、さらにその子どもたちが日本で育っており、継承語としてのポルトガル語の必要性が注目されるようになってきています。 ブラジルにルーツを持つ子どもたちが日本社会に定住しながらもブラジルの文化や言葉を受け継ぎ、日本社会に多様性をもたらす豊かな人材として育つように、HICEとしても補助金をとおして応援していきたいと考えています。

【事業概要】

「プロジェクト・セメンチーニャ」
主催:わたぼうしグランドデザイン浜松インターナショナルスクール実施グループ:セメンチーニャ(メンバー7人、ボランティア4人)
教室開催日程:11月~3月の10回土曜日10時~11時30分
場所:浜松学院大学
参加者:4歳~6歳のブラジルルーツの子ども6人
HICE補助金額:122,000円

平成30年度 多文化共生・国際交流推進事業補助金」 実施状況の報告

HICEでは、市内に活動の本拠地がある非営利団体が実施する「多文化共生・国際交流事業」に補助金を交付しています。 補助額は対象経費の1/2で、事業内容により上限は30万円または50万円になっています。
平成30年度の多文化共生・国際交流推進事業費補助金には32団体延べ40件の申請をいただき、35件6,407,000円を交付決定しています。
事業は日本語教室、小学校での放課後学習支援事業や母語支援活動、国際交流事業など多岐にわたります。
  
来年度の募集期間は6月1日(土)~6月30日(日)を予定しています。詳しくはHICENEWS5月号でお知らせします。

「大きなかぶ」をポルトガル語でやりました
「大きなかぶ」をポルトガル語でやりました
 

文部科学省委託事業「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」支援者のためのスキルアップ講座「放課後学習支援者のための学校理解講座」 (2019/02/26)

HICEでは、公益社団法人日本語教育学会が文部科学省から委託を受けている「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」の協力団体として、昨年度開発されたモデルプログラム案の検証に協力しています。 今回は、12月25日にそのモデルプログラム案を活用して実施した講座の報告をします。

浜松市内には、ボランティアで小学校の放課後学習支援を行っている団体が5つあります。 ボランティアの方々、学校からの依頼を受けて、週に2~4回程、放課後の空き教室でその日の宿題をみています。
日本語や日本の学校システムがわからない外国人の保護者にとって子供の宿題をみる(特に漢字や本読みの正誤確認)のは実はたいへん困難なことです。
一方、子供にとっても、日本語での授業についていくのが精一杯で、宿題まで意欲がわかないということもあります。 そうした外国人の親子の支えになっているのが、この放課後学習支援ボランティアの存在です。 ほめたり、励ましたりしながら、子供たちが宿題を終えるのを優しく見守り支援してくれています。

 そのような中、年に一度の情報交換会で、「先生が忙しそうで声をかけるタイミングがわからない」「宿題をみるだけでいいのか」「ボランティア活動が求められているのかわからなくなった」などの悩みが挙げられるようになりました。
 そこで、モデルプログラム案から、学校組織や教育行政等を学ぶ「知識」と、音読や書取などの宿題を通じて学習参加のための支援(スキャフォールディング)を実感する「活動」を組み合わせたカリキュラムを立て、講師には教育総合支援センターの髙畠先生をお迎えし、放課後学習支援者のための学校理解講座を行うことになりました。
 受講したボランティアの方々からは、「児童に対する接し方やボランティアとしてのあり方をあらためて学んだ」「先生方が行っている教え方の工夫が具体的で感動した」「こどもの関心を引き出す宿題支援を考えたい」など、今後の活動につながるような高い評価をいただくことができました。

 放課後学習支援は、学校の立場に立つと、放課後の時間に教室を開放して児童を残すことになるので、安全管理の面から実施のハードルが高いと言われています。 また、担い手の立場からみれば、放課後の時間帯は夕方の何かと忙しい時でもあるので、ボランティアをしたくてもでき
ないという声があるのも事実です。 実際、他の地域ではなかなか支援が進まないという話も聞きました。
 このような中、長年、外国人の子供たちの学力の底上げに貢献し、また、地域であたたかく見守る日本人がいるということを子供たちに示してこられたボランティアの方々には頭が下がります。 こうした地道な活動は学校だけでなく、地域の暮らしやすさにもつながっていると言っても過言ではないでしょう。
 HICEも微力ながら、多くの方々に放課後学習支援活動を知っていただき、支援の輪を広げるお手伝いをしていきたいと思います。

 

文化庁委託「浜松グローバルユース育成検討事業」日本語プロジェクトワーク発表会(日本語版、複言語版、母語版) (2019/02/21)

今年度、HICEが文化庁より委託を受けて実施してきた、外国にルーツを持つ若者を対象とした日本語プロジェクトワークが、発表会をもって無事に終了しました。 自分の気になることを、日本人に聞いたり日本語で調べたりしながら、結果をまとめて発表する本ワークには、16人の若者が2つのレベル別クラスに分かれて参加しました。

■日本語版発表会
夏にアンケートに協力してくれた浜松湖南高校英語科1年生の皆さんを招き、日本語(ポルトガル語の原稿つき)とスペイン語(日本語の資料つき)での発表会を行いました。 外国人学校のムンド・デ・アレグリアの生徒も一同に集まり、日本語、ポルトガル語、スペイン語、英語を駆使しながら、コミュニケーションの難しさと楽しさを味わう様子が見られました。

■複言語版発表会
夏にアンケートに協力してくれた浜松湖南高校英語科1年生の皆さんを招き、日本語(ポルトガル語の原稿つき)とスペイン語(日本語の資料つき)での発表会を行いました。 外国人学校のムンド・デ・アレグリアの生徒も一同に集まり、日本語、ポルトガル語、スペイン語、英語を駆使しながら、コミュニケーションの難しさと楽しさを味わう様子が見られました。

■母語版発表会
プロジェクトワークに参加していない、ムンド・デ・アレグリアの他の生徒に向けて、母語での発表会を行いました。 生徒たちの間では、「日本に住む外国人をどう思い
ますか」というテーマが最も関心が高かったことがわか
りました。 また、日本語教室で見られる姿とは違い、堂々とした立ち振る舞いで発表を行う様子は感慨深いもの
がありました。

今回、図らずも3つのパターンで発表会を行うことになり、それぞれの言語環境で、違った表情を見せる若者の姿を目の当たりにしました。 また、日本の若者と、ブラジルやペルーの若者では、コミュニケーションスタイルの好みが違うということも感じました。 例えば、日本の若者はどちらかといえば「書く」ことでの表現が得意ですが、ブラジルやペルーの若者は「話す」ことでコミュニケーションをとることが得意という違いです。 こうした違いを、活動を通じて自然に気づき、お互いに歩み寄りながらコミュニケーションが取れるようになると、まさにグローバルな人材になるのではないかと思います。 もっと交流したいという若者の声にこたえられるよう今後も様々な事業を企画していきたいと思いました。

 

インドネシア人アーティストによる参加型のアート作品「手を携えて平和な世界をつくる」 (2019/02/10)

 グローバルフェアでは、様々な市民グループが参加して国際交流や多文化共生に関するプログラムを展開しています。 その中の一つとして、HAMKA(ハムカ)というイスラム教徒のグループが「インドネシア・バングラデシュなどの文化紹介」を行っています。 今年はインドネシア人アーティストのアンディさんをお迎えし、「イスラム教は万物を慈しむ」と題した作品づくりを行いました。

 この作品は、2つの部分によって成り立っています。 1つは握り合っている一組の手がチャコール(炭)で描かれているもので、イスラム教の教えである友好や愛、正しいものへの導きを表しており、アンディさんが当日その場で描き上げたものです。 2つめは、細長く切られた紙片に来場した人々が自分の名前を書いたものです。 その細長い紙片を絵に編み込むことで、その普遍的な価値でもある友好や愛、それを人々が手を携えて実現していくということに賛同を表明した人々の名前とともに一つの作品が完
成しました。
 「イスラム教」という言葉には安寧、幸福という意味もあるそうです。 その普遍的な価値に宗教を超えて賛同し、手を携えて平和な世界をつくろうという人々の思いを象徴する作品となりました。

HAMKA代表のバンバンさん(左)より、HICEに作品が寄贈されました。
HAMKA代表のバンバンさん(左)より、HICEに作品が寄贈されました。
 

多文化体験講座「防災訓練 地震・火事・津波、あなたは大丈夫?」 (2019/01/10)

1月10日(木)、外国人学習支援センターで日本語を学習している受講者が参加して防災訓練を実施しました。

まず、地震発生のアナウンスで机の下に隠れて安全を確保したのち、職員の誘導で屋外に避難しました。
外では起震車に乗って過去に日本で起きた地震の揺れを体験。 地震の怖さを実感しました。 その後は災害用伝言ダイヤル体験やボランティアの皆さんのアドバイスが受けながら「防災カード」(防災自己紹介カード)の記入などを行いました。

 

外国人就学前の子育て支援事業を行いました (2018/12/23)

今まで実態があまり知られていなかったブラジル人託児所の経営者を対象に、保育環境の充実を目的とした会議を行うとともに、浜松の認可保育園における取組紹介動画HICEのHPで公開、ポルトガル語のみ)を作成しました。
これにより、託児所の経営者に日本の保育園の施設や保育士の対応などについて大いに関心を高めてもらうことができました。
託児所の保護者にはペアレントトレーニングや幼児教育についての話を専門家から聞いてもらい、子どもには家庭での本の読み聞かせにつながる人形劇を行いました。
さらにブラジルで大人気のマンガTurma da Mônicaの制作会社との共同で「日本式の子育て」についてマンガでわかる小冊子を作成中です(HICEのHPで公開、日本語とポルトガル語)。

*ブラジル人託児所経営者会議には、市内3つの託児所と在日ブラジル大使館、在浜松ブラジル総領事館やオブザーバーとして聖隷クリストファー大学のこども教育福祉学科 准教授、浜松市教育
委員会、浜松市幼児教育保育課の担当者なども参加。

託児所の子どもに人形劇を上演
託児所の子どもに人形劇を上演
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