日本からブラジルへ渡った家族の3世代にわたる物語
生きていく、フルサトの土を離れて。


1910年代、成功を夢見て移民船でブラジルへ渡ったヒデオ。しかし待ち受けていたのは、広大なコーヒー畑と過酷な現実だった。故郷への帰還を胸に、ヒデオは「日本人」であることにこだわり続けるが、子や孫たちはこの地で自らの生き方を模索し──。ブラジルの芥川賞と呼ばれるジャブチ賞を2012年に受賞した日系三世オスカール・ナカザトの小説を、精力的な活動で高い評価を受ける瀬戸山美咲の台本・演出で舞台化。国や民族とは何か、アイデンティティとは何か。3世代に渡る家族の葛藤と絆の物語が、分断と対立の加速する現代社会に一筋の光をもたらす。



